ビデオキャプチャ ボード

NTSCデコーダとH8-CPUをつなげたもの。


 左上にあるのは、秋月電子通商のH8マイコンボードです。左下にあるのは82C55で、パラレルIOです。真中に5つあるのはHM628128DLP-5SLで、128KBのSRAMです。全部で640KBです。右上にあるのは、MSM7664BTで、NTSCデコーダです。NTSCコンポジット信号を入力すると、RGBデジタルで出力してくれます。右真中にあるのはLT1587-3.3で、3.3Vの3端子レギュレータです。右下にあるのはXC95108-PC84で、XilinxのCPLDです。DMAコントローラと補完回路が書き込まれています。

 黄色がアドレスバスで、赤色がデータバスです。


 ビデオキャプチャといっても、メモリが画像1枚分しかないので、連続したフレームを取り込むことはできず、デジタルカメラという表現の方が合っているのかもしれません。

 実はまだうまく動いていなくて、NTSCデコーダのI2Cバスでのモード設定がうまくいっていません。おそらく、ソフトウエアでのミスだと思うけど・・・。CPLDのおかげで、回路に多少の変更もきくし。まあ、気長にデバッグを楽しむか♪

 うまく動いたら、JPEG圧縮アルゴリズムをダウンロードして、CCDカメラとスーパーキャパシタをつけて、デジカメにしようと思います。圧縮したら3枚くらいは入る予定です。回路図とCPLDのVHDLソースとデバイスドライバも公開予定。

〜〜〜 2000年12月30日 〜〜〜

 これを製作してから1年後くらいに、またバグ取りに挑戦したところ、原因はなんと、NTSCデコーダのSLEEP端子がHIGHになっているというものでした。なぜ、1年前にこんな簡単なことに気づかなかったんだろう・・・ もう、悔しいというか、笑えてくるというか。

 それで、今度こそ完成させてしまおうとしたら、CPLDの中の回路にバグがあって動かないんです。で、直そうと思ったら、設計図からVHDLのソースまで、1年前の資料が全部手元に残ってないんですよ!

 と、いうことで、この開発は中止することになりました。もう既製品のビデオキャプチャを買っちゃったしね。

〜〜〜 2002年3月29日 〜〜〜